簡単にできる!無料の「水害版BCP作成支援ツール」を活用した水害対策

簡単にできる!水害版BCP作成支援ツール
目次

水害版BCP作成支援ツールとは?

国土交通省 中部地方整備局 庄内川河川事務所がホームページで公開している「水害版BCP作成支援ツール」は、企業が水害に備えて効果的な事業継続計画(BCP)を策定するうえで、非常に有用なツール(無料)となっています。
このツールを活用し「水害版BCP」を作成することで、自社の水害リスクを把握し、必要な対策を具体的に計画することができます。水害のリスクがある地域に所在する企業にとって、水害に対応したBCPの策定を行うことは重要ですので、是非ご参考にしてください。

ツールの使い方とポイント

「水害版BCP作成支援ツール」は、専用の計算ソフト(Excel)に企業の基礎情報を入力するだけで誰でも簡単に水害版BCPが作成できます。水害対策は、事前対応が被害を軽減するための重要なポイントとなります。特に「タイムライン(防災行動計画)」の作成が有効であり、今回ご紹介する「水害版BCP作成支援ツール」にもタイムラインの要素が含まれています。本ツールのポイントや留意点について、次のとおり、まとめてみました。

「水害版BCP作成支援ツール」のポイント

  • 自社の水害リスクを把握できる
  • 避難の時間と避難前に取るべき行動に要する時間を把握し、タイムラインにより時系列で把握できる
  • 重要業務(中核事業)の選定と重要業務の継続に必要となる資源を確認・整理できる
  • 重要業務継続のための対策を整理できる
  • 水害時に備えておくべき備蓄品リストを整理できる

【留意点】
「水害版BCP作成支援ツール」は、庄内川流域に所在する企業様向けに提供されており、ツール内の「浸水継続時間」入力項目に関しては、庄内川河川事務所のデータを参照するよう記載されています。他の地域の企業様には、本項目の参照資料として、国土交通省が提供する「重ねるハザードマップ」をご活用いただくことをおすすめします。
「重ねるハザードマップ」の災害種別で「洪水・内水」を選択し、「浸水継続時間(想定最大規模)」をクリックすると、地図上に表示されますので解説凡例を参考にしながら確認してください。

重ねるハザードマップ

参考文献とツールの具体的な活用

「水害版BCP作成支援ツール」の利用にあたっては、国土交通省中部地方整備局 庄内川河川事務所のホームページで公開されている「水害版BCP作成手引き」をご確認ください。使用上の注意や利用方法が詳しく記載されています。

詳細な情報やツールのダウンロードは、下記のリンクからご確認いただけます。

国土交通省中部地方整備局 庄内川河川事務所ホームページ

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